チョムスキー 時事コラム・コレクション

言語学の大御所であるノーム・チョムスキー氏はまた、時事問題に関する優れたコラムニスト、エッセイストでもある。 本ブログでは、チョムスキー氏のウェブサイト https://chomsky.info/ から、特に心に残るコラム、エッセイ等を選んで訳出・紹介する。

チョムスキー 時事コラム・コレクション・9

[文明は資本主義を生き延びることができるか] 原題はCan Civilization Survive Capitalism?(文明は資本主義を生き延びることができるか) 今回の文章は、中心となるテーマは表題の通り、現行の資本主義(と民主制)への批判であるが、ほかにチョムスキー氏…

チョムスキー 時事コラム・コレクション・8

[戦争にまつわる罪の意識はすべての国に] 原題はGuilt of War Belongs to All 今回の文章は、日本人にとってはとりわけ印象深い。過去の戦争犯罪に関する謝罪や悔悟の念の表明について言及されている。一方、現代世界における唯一の超大国であるアメリカは、…

チョムスキー 時事コラム・コレクション・7

[「いわゆる国際社会」の犯罪] 原題はThe Crimes of ‘Intcom’ 今回の文章は、米国政府やメディアなどが使用する「国際社会」なる言葉の欺瞞性を衝くもの。往々にして、この「国際社会」とは、「米国とその同調国」を指すにすぎない。 原文サイトはhttps://ch…

チョムスキー 時事コラム・コレクション・6

[恐れの活用] 原題はThe Manipulation of Fear 今回の文章は、いろいろと含みの多い一文である。コラムと言うよりは、さまざまな考察をはらんだエッセイと呼ぶべきか。タイトルが示唆するテーマは、為政者・権力者が一般大衆を支配するにあたって他国に対す…

チョムスキー 時事コラム・コレクション・5

[強国の特権] 原題はPrerogatives of Power 内容はタイトルの通り。強国は自分に不都合な事実を無視するし、自分に都合のいいように歴史を強引に書き換えようとする。 原文サイトはhttps://chomsky.info/20140205-2/ (例によって、訳出は読みやすさを心がけ…

チョムスキー 時事コラム・コレクション・4

[ある島国が血を流したまま横たわる] 原題はAn Island Lies Bleeding 今回のコラムは、チョムスキー氏が東ティモールの問題にふれた文章のうちで、もっとも早いもの(1994年7月)。 インドネシアによる東ティモール侵攻を、米国を初めとする各国が資源掌握、…

チョムスキー 時事コラム・コレクション・3

[ソビエト連邦 対 社会主義] 原題はThe Soviet Union Versus Socialism 内容は、レーニンやトロツキー、スターリンを賛美するソビエト連邦その他と、アメリカを中心とする資本主義国の支配階層がともに「社会主義」という言葉を自分たちに都合のいいように利…

チョムスキー 時事コラム・コレクション・2

[そりゃ帝国主義だ、ボケ!] 内容はイラク戦争の欺瞞について。アメリカの帝国主義に対する批判でもある。例によって、ここでも、チョムスキー氏のお得意のテーマ、「米国政府と大手メディアによるプロパガンダ」が衝かれている。 原文サイトはhttps://cho…

チョムスキー 時事コラム・コレクション・番外編・1

チョムスキー 時事コラム・コレクション・番外編・1 もしニュルンベルク諸原則を適用したら… 今回はコラムあるいはエッセイではなくて、ある集会での発言を文字に起こしたものであるらしい。そういう理由で、本ブログでは、「番外編」としておいた。 内容は…

チョムスキー 時事コラム・コレクション・1

chomsky.info 言語学の大御所であるノーム・チョムスキー氏はまた、時事問題に関する優れたコラムニスト、エッセイストでもある。 本ブログでは、チョムスキー氏のウェブサイト https://chomsky.info/から、特に心に残るコラム、エッセイ等を選んで訳出・紹…